先日、新聞に「土着喫茶」の記事が出ていたけど、
「空前のカフェブーム」なんていわれてから久しい。
「カフェ」の概念は、人によってかなり違いはあるとは思うけど、
オシャレなカフェが街中に溢れ、「バリスタ」って言葉も定着してきたし、
有名な人気バリスタも、凌ぎを削っている。
(今月末にはビッグサイトでのイベントもあるしね)
カフェに関する本も、毎月一冊以上は出版されていると思うし、
いろいろな“カフェめし”は見ているだけでも楽しい。
まあ、僕も以前はその世界の中にどっぷりと浸っていたわけであるが、
独立して思い始めているのは、もっと大地に近いというか、素に近い何かを探している気がする。
僕が、アフリカの豆にこだわっているのは、その野生味であるし、
僕等が求めているのは、洗練されたお洒落とは別次元の世界。
多摩地区の昔ながらの商店街に店を構え、「街カフェ」とは別次元のカフェを模索しているんだけど、
そうなると、やはり「地域」というものを意識するようになる。
「絆カフェ」とかいう表現もあったけど、“地域の絆の再生”なんてことがあちこちで語られ、
「無縁社会」という言葉もあちらこちらで耳にする。
反面、シェアハウスの様な生活スタイルも、今では珍しくもなくなっている。
となると、地域全体をひとつの「シェアハウス」と考えてもいいんじゃないかと思うようになってきた。
その場合、共用で団欒なりする「コモンスペース」と呼ばれるもののひとつに、“カフェ”はなりえると思う。
要するにリビングルーム(居間)ね。
「商店街」というのは、地域のハブ。無くなってしまってはいけないんだ。
商店街を中心に、街が繋がっていくイメージかな。
商店街カフェはリビングルームであると同時に、伝言板だったり、情報発信の場だったり、
例えば、商店街中を歩くのが困難なお年寄りなりがいるとして、
カフェでくつろいでいる間に、欲しい商品を誰かがカフェまで運んでくれるというような、
御用聞きカフェとはいかないまでも、そんなサービスも出来たらいいな。
基本的には、「寝巻きでもこれるカフェ」だよね。
実際これるかどうかは別にしても
これは「街カフェ」には出来ないこと。
”カフェの主役はお客様”
僕等がここに来て、皆様から教わったこと。
コーヒーの香りに包まれて、夢は拡がっていきます。
さて、都合により明日は「臨時休業」させていただきます。
どのみち、雪が積もったら営業は困難だったので休みだったかも。
水曜日も様子をみてから営業するか決めますので、Twitter@jimmysparadise で
確認してみてください。
先週も寒い中、ありがとうございました。
今週もよろしくお願いします。